菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、日本学術会議の6人を任命拒否した問題で、この日のトップバッターで質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表から推薦者の任命権などに関して追及されたが、用意された答弁書を棒読みする場面が目立った。

枝野氏は「壊れたレコードのよう」と皮肉った上で「原稿を読むのを辞めて自分でお話しになった方がいいのではないですか」と、指摘した。

首相は秘書官から説明を受けたり、枝野氏が答弁者を首相と指定しても答弁に立たず、加藤勝信官房長官が代理で答弁に立つこともあった。

金田勝年委員長が、内閣法制局長官に答弁させようとした際には、枝野氏は「呼んでない!呼んでない!」と声を荒らげて反論。法制局長官は答弁者として登録されていないとして、席に戻らされる「ハプニング」もあった。