宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、若田光一宇宙飛行士(57)が2022年ごろ、古川聡宇宙飛行士(56)が23年ごろに国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在することを発表した。若田氏は13年11月以来、日本人最多の5度目の宇宙挑戦で、日本人最高齢の宇宙飛行士となる。

若田氏は「ベテラン宇宙飛行士として任務の重大さをかみしめている。船外活動も実践できれば」と、8年ぶりとなるミッションに意気込んだ。また11年以来、12年ぶり2度目となる医師の古川氏は「ベンチ裏で、ずっと素振りをしてきました(笑い)。宇宙医学のミッションにタッチしたい」と、野球部時代の経験を重ねて喜びを語った。

ISSには17日から野口聡一宇宙飛行士(55)が長期滞在をスタートし、来春には星出彰彦宇宙飛行士(51)がISSの船長として長期滞在に臨む予定だ。【大上悟】