トランプ米大統領(74)は25日(日本時間26日)、いわゆるロシア疑惑に関し偽証罪に問われたフリン元大統領補佐官(国家安全保障担当)に恩赦を与えたとツイッターで明かした。米メディアが、トランプ氏は来年1月の退任までに、ほかにも駆け込みで恩赦を続ける可能性があると報じるなど、またも批判が高まっている。

ロシア疑惑では、16年大統領選に対するロシアの工作やトランプ氏側との共謀が疑われ、元補佐官は駐米ロシア大使との会談について偽証罪に問われていた。トランプ氏はツイッターで恩赦を与えたことを「光栄」と表現。元補佐官と家族に「おめでとう。本当にすばらしい感謝祭になるだろう!」などと投稿した。

敗北を認めていないトランプ氏はこの日も、ペンシルベニア州で共和党が開いた会合に電話で参加。根拠なく不正を訴え「我々は圧勝した」「選挙をひっくり返さなければならない」と従来の主張を繰り返した。

一方、バイデン前副大統領に対し、中国の習近平国家主席が25日、祝電を送った。主要国では、ロシアのプーチン大統領がまだ祝意を表明していない。