今年の世相を反映する「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表された。

姜尚中選考委員(東大名誉教授)は「今年はコロナに始まり、ほぼコロナに終わる。3密とか、アベノマスクとか、言ってみれば政府やパブリックな場で使われて言葉が感情用語なのかどうか別にしてしまして、我々の周辺に氾濫した時代」と説明。「それにもかかわらず、『アマビエ』『鬼滅の刃』『愛の不時着』とか、ロマンを求めた成果が、今年の10語の中に入っている。いつの時代も我々は日々の暮らしの中で何らかの安らぎを求めます。こういう時代だからこそ、ロマンみたいなものが、ものすごく新鮮になってくる」と話した。