年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、コロナ禍を象徴する「3密」に決定した。3密状態の報道陣に対し、「密です」と注意喚起して話題を集めた東京都の小池百合子知事が受賞者を務めた。トップ10には「愛の不時着」、「あつ森」、「鬼滅(きめつ)の刃」などが選出されたが、コロナ関連は大賞を含め、6語を占めた。

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トップ10入りしなかったコロナ語も今年を象徴していた。3密を避け、マスク着用、手洗いなどの推奨する「新しい生活様式/ニューノーマル」、3密を避ける社会的距離の確保を呼びかける「ソーシャルディスタンス」は定着している。

医療従事者などの「エッセンシャルワーカー」や、巣ごもりの「おうち時間/ステイホーム」、新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」、マスク着用や帰省者、地元以外のナンバー車を誹謗(ひぼう)中傷する「自粛警察」、外出自粛下で急増したフードデリバリーサービス「ウーバーイーツ」もトップ10入りならず、「濃厚接触者」、「PCR検査」、「テレワーク」、「Zoom映え」も選外となった。