大阪府の吉村洋文知事(45)は22日、ABCテレビの報道番組「キャスト」に出演し、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを再延期すべきだとの認識を示した。

「オリンピックを応援している」とした上で、「感染が広がっている状況で、海外の方をお呼びし、本当に実現できるのか」と懸念した。さらに「このままいったら中止になるんじゃないかな。中止にならない判断を東京と国にしてほしい」と訴え、「中止は避けてもらいたい。中止を避けるには、延期が現実的だと思う」と話した。

すでに日本維新の会代表の松井一郎大阪市長(56)が20日、再延期を訴え、2024年を目指し国際オリンピック委員会(IOC)と交渉すべきだと主張している。

日本維新の会の副代表を務める吉村知事も4年ずつ繰り下げにする24年案に賛同し「ちょっと順送りでできないかな。交渉が必要だと思う」と強調した。