社民党の福島瑞穂党首ら女性議員が、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の発言を厳しく批判した。

福島氏は4日、ツイッターを更新。森氏が日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で女性蔑視と取られる発言をしたことに「コロナ禍で大変で、オリンピックをやれるかどうか本当に大問題なときに、こんな女性差別発言しかできないなんてとんでもない。こんな意識でオリンピックをやることそのものが問題である」とした。

共産党の吉良よし子参院議員は「明らかな差別発言。しかも、周りで笑いまで起きて、誰もたしなめなかったなんて。それは差別への加担です」と指摘。「そもそもコロナがどんな状況でも五輪をやろうと言ったことも含め、世間の認識とあまりにズレています。この会長、組織委の下で五輪開催…ますます無理だと思います」とした。

立憲民主党の塩村文夏参院議員は「これは庇える人はいないだろう。少なくとも五輪に相応しいとは言えない」とバッサリ。蓮舫代表代行は「もう、いい加減にして下さい」と憤り、「オリンピック憲章『いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神』以前に恥ずかしいです」と批判した。