自民党の佐々木紀衆院議員は8日、予算委員会で「研究発表では不織布のマスクはウレタンや布より飛沫(ひまつ)を外に漏らさない性能が高い。ただし同じ素材でも製品によって性能にはかなりの差がある」とし「学校や店舗、病院で不織布マスクを推奨しているケースが目立つ。素材でなく性能で判断すべき」と、性能基準を設けることを提案。布マスクなどを排除する「不織布マスク警察」の存在も上げた。

田村憲久厚労相は「布であろうが、不織布であろうが一定の性能のものをちゃんと着けていただければ効果はあるという認識。業界団体ではJIS規格(日本産業規格)を考えているようだ」と述べた。