新型コロナウイルス感染症の影響で、女性の雇用者数が減少していることを受け、政府は22日、厚生労働省の三原じゅん子副大臣(56)をリーダーとする「コロナ禍の雇用・女性支援プロジェクトチーム」の初会合を行った。

厚労省によると、コロナ禍で女性の雇用者が減少し、女性の自殺者が増加した一因とも見ている。政府として取り組んでいる施策の情報が、支援を必要としている国民へ届いていない状況があったという。

三原氏はあいさつで「女性や(支援の)利用者の目線に立って、困っている方々1人1人に必要な支援を行き渡るようにしていきたい」と語った。「このチームで施策の改善、効果的な発信につないでいきたい」と意気込んだ。

オンラインで会合に参加した自民党元衆院議員の金子恵美氏(42)は「議員を辞めて、民間の立場になって日々生活していると、政治や行政が取り組んでいることが国民の皆さんに想像以上に届いていない。政府が寄り添っていること伝えられるように頑張りたい」と話した。

環境省サスティナビリティ広報大使でモデルのトラウデン直美(21)は「若者の目につく発信方法を、若者の立場で発言させて頂くのが私の役割。お力添えできれば良いと思います」とあいさつした。

会合には社会学者の古市憲寿(36)もオンラインで出席した。女性漫才コンビハイヒールのリンゴは諸事情で欠席したが、プロジェクトチームのメンバーに入っている。