上野動物園は4日、ジャイアントパンダのシンシン(雌15歳)にこのほど発情の兆候が認められたため、リーリー(雄15歳)との同居の準備を始めたと発表した。

同園は、シンシンについて「今年2月23日ごろから尿中ホルモン値の変化が現れ、同24日ごろから放飼場でマーキングの回数が増え、同26日夜間から体の一部を冷やす様子が見られ始めた」とし「尿中ホルモン代謝物の値の上昇や発情に係る行動が発現したことなどを総合的に検討し、発情のピークが近づいていると判断した。なお、お見合い時に雄を許容する様子はまだ見られていません」と説明している。リーリーについては「20年11月中旬から、逆立ち排尿やマーキング、体のこすりつけの回数が増えたり、雌の部屋や放飼場に入る際に床や雌の排泄物のにおいをかいだりするなど、発情期によく見られる行動が現れ、現在も継続している」という。

同園によると、パンダの繁殖期は一般的に年1回、2~5月くらいにやってきて、この期間中に雌が妊娠する可能性が高まるのは数日間だけという。同園は今後について「雌が交配可能な状況と判断した場合、雄との同居を数日の間に複数回実施する予定」としている。シャンシャン(雌3歳)に弟か妹が誕生するか、注目される。なお上野動物園は現在、感染拡大防止のため、臨時休園中。