東京・上野動物園は9日、同園のジャイアントパンダについて、今春の発情が収束に向かっていると発表した。

雌シンシンと雄リーリー(ともに15歳)は6日に2回、交尾行動が確認された。その後の観察で、シンシンのホルモン値や陰部の状態、行動などを総合的に見て、中国からも助言をもらい「今期の発情は収束に向かっていると判断した」という。雌の妊娠の可能性が高まるのは1年で数日間だけで、2頭の交尾は17年2月以来、約4年ぶり。その時に誕生したシャンシャンに続く妊娠、出産となるか注目が高まる中、同園は「通常の飼育管理体制に戻し、注意深く健康観察を行っていく」としている。なお上野動物園は現在、臨時休園中。