国は東日本大震災を受けて宮城県仙台市から青森県八戸市の沿岸部を結ぶ復興道路、沿岸部から内陸部に延びる復興支援道路の整備を進めている。

国土交通省のホームページによると、整備計画は計550キロ。仙台~八戸の沿岸部、約359キロを結ぶ「三陸沿岸道路」では今月6日、宮城県気仙沼市の7・3キロが開通したばかり。これで全線の約87%に当たる約312キロの利用が可能になり、物流や観光客の移動、医療支援の活性化への期待もある。仙台~八戸間の所要時間は震災前の8時間35分が5時間13分と、約3時間20分短縮される。550キロの整備計画のうち8割超が開通しており、2021年中に全線が完成予定だ。