囲碁「第24期ドコモ杯女流棋聖戦」を制した上野愛咲美女流棋聖(19)の就位式が12日、東京都文京区「東京ドームホテル」で行われた。前期失ったこのタイトルを奪い返した上野は、「(3番勝負の)1局目は大差負け。2局目の前夜には負ける夢を見たが逆転勝ちできた。最後の3局目はいい内容だった」と、話した。

23期女流棋聖だった鈴木歩七段(37)とは、11日に終了した「第32期博多・カマチ杯女流名人戦」の挑戦者決定リーグ戦で同じ5勝1敗で並んだ。15日には東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で、藤沢里菜女流名人(22)への挑戦権をかけてのプレーオフに臨む。「序盤の50手で評価値1%にならないように頑張りたい」と、頭を切り替えていた。