次期衆院選の広島3区に「NHK受信料を支払わない方法を教える党(NHK党)」から立候補することを表明した5人組ビジュアル系バンド、ジャックケイパーのYG(やじ)こと矢島秀平氏(28)が19日、記者会見を行った。

この日、参院議員会館の会議室で同党の定例記者会見が行われ、同党の立花孝志党首(53)も出席して正式に発表された。

約50人の報道陣を前に、緊張した表情の矢島氏は3つの公約を掲げた。

<1>「政治からウソをなくす」

<2>「若者の意見を聞き、それを国会に伝え、さらに若者に返します」

<3>「2028年に日本が独占して掘ることが出来る第7鉱区のスタートダッシュに尽力し、お金が余ったら国民に給付します」。

これに対し立花党首は「公約を曲にして歌うのが面白い。公職選挙法に触れないように、販売しなければ大丈夫かな」とアドバイス。さらに「売名することが選挙だ。営業しなければ、歌って踊るのもあり」とエールを送った。

落武者風の髪形がトレードマークの矢島氏は17日に、都庁へ出向き、政治団体「ジャックケイパーによる若者の未来の為の党」設立の届け出を提出して、同党の代表になっている。今後については「選挙区に行って直接、訴えたい」と話した。

広島3区は議員辞職を表明していると報じられた河井克行被告(58)の地盤。すでに公明党の斉藤鉄夫副代表(69)や立憲民主党のライアン真由美氏(57)が立候補を表明している。