囲碁の最年少プロ、仲邑菫二段(12)が12日、大阪市「関西棋院」で打たれた第6回扇興杯女流最強戦予選決勝で水野弘美五段(53)に午後4時10分、184手までで白番(後手)中押し勝ちし、前回に続いて本戦入りを果たした。

本戦は予選を勝ち上がった12人と、シード組の前回優勝者に準優勝者、タイトル保持者の4人が加わるトーナメントで優勝を競う。優勝賞金は800万円。

仲邑は昨年の女流名人戦こそ予選決勝で上野愛咲美女流棋聖(19)に敗れ、本戦入りを逃した。同年の女流棋聖戦、今年の女流立葵杯、女流本因坊戦と本戦入りしている。今月1日、中学生最初の対局として行われた女流本因坊戦1回戦、吉原由香里六段(47)を下している。伸び盛りだ。