人形専門店の久月(東京都・台東区)が16日、米男子ゴルフでマスターズを制覇した松山英樹(29=LEXUS)の「五月人形・鎧着お祝い大将」を制作し発表した。

松山の歴史的快挙を受け、久月はコロナ禍において明るいニュースを提供しようと、高さ36センチの人形を制作した。横山久俊専務取締役は「人形は縁起物なので、松山さんが持っているパワーを少しでも皆さんに受け取って頂ければと思います」と話した。

人形のよろいは白糸が使われ、松山が優勝した際に着ていたポロシャツを表現している。右手側には松の木が描かれた扇が置かれている。扇は末広がりを表す。松の木は生命力の象徴として知られ、松山の名前とも掛けられている。左手側には馬の置物が置かれた。左に置かれた馬は、馬を反対から読んだ「舞う」を表し、「舞い上がる様に」や「うまくいく」などの思いが込められている。

横山専務は「純粋にお祝いがしたかった。日数が限られていたので、できる範囲でやらせてもらいました」と語った。

展示は同社で25日まで。