日本ペア碁協会は23日、「プロ棋士ペア碁選手権2021」の再延期を発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言が再発令される方針を受けて、決定した。

本来なら今年2月14日に1、2回戦、3月7日に準決勝と決勝を都内で行う予定だった。1月7日に首都圏1都3県に発令させた緊急事態宣言に伴い、いったん延期した。日程を調整し直して4月25日に1、2回戦、5月16日に準決勝と決勝を東京・市ケ谷の日本棋院東京本院で行う予定だった。しかも、1回戦を午前10時からの4局と、午後1時からの4局に分けて行うなど、「密」を避けた対策も施していた。組み合わせはそのままにして、後日改めて開催する予定。

この大会は、囲碁界を代表するプロ棋士男女16組によるトーナメント。井山裕太棋聖(名人・本因坊=31)牛栄子三段(21)組、芝野虎丸王座(十段=21)矢代久美子六段(44)組、羽根直樹九段(44)上野愛咲美女流棋聖(扇興杯=19)組、河野臨九段(40)藤沢里菜女流本因坊(女流名人・立葵杯=22)らが出場する。