6月5日のアユ釣り解禁を前に、静岡県を流れる狩野川流域で9日、「狩野川クリーンアップ大作戦」が2年ぶりに開催された。

この川掃除は、「日本友釣同好会」と「日本渓魚会」が50年続けている事業。昨年はコロナ禍で行われなかった。午前9時ごろから昼前にかけて、有志が河原や川の中に入り、コンビニのレジ袋や空き缶、ペットボトル、土のう袋、鉄くずなど拾っていた。

伊豆市内の2カ所に設けられた集積地の1つ、釣り宿「旭水園」の駐車場には軽トラック約4台分のゴミが運び込まれた。同宿の常連アユ釣り師たちで作る集まりの事務局を務める石井良秋さん(64)は「楽しく釣りをするのなら、釣り場もきれいにしてほしい」と話していた。

同日、日本渓魚会のアマゴの稚魚放流も実施された。こちらは40年目。