先月に自民党・自見英子参院議員の政治資金パーティーに出席していたことが分かった、日本医師会(日医)の中川俊男会長が12日の会見で、「全国で多くのみなさまに我慢を続けてくださっている中、慎重に判断すればよかったなと思っています」などと反省した。日医の常勤役員14人全員が出席していたことも明かした。

中川氏によると、パーティーは東京都などにまん延防止等重点措置が適用されていた4月20日、午前8時から都内ホテルで行われ、オンラインで約120人、会場で約100人が参加。冒頭で後援会会長の中川氏があいさつした。中川氏は感染防止対策が徹底されていたと強調。飲食の提供は一切なく「登壇の発言者以外はほとんど無言のまま」などと説明した。

完全オンライン化や延期の検討を問われると「今になって考えると、完全オンライン化も十分選択肢だったと思っている」「やっぱり時期が悪かったと思う」と振り返り「みなさんにご心配をおかけしたことに対して申し訳ない」と話した。退任については「全くない」とし「これまで以上に頑張って、国難を乗り切るお手伝いをやっていきたい」と述べていた。