関西3府県などの緊急事態宣言が延長されてから最初の日曜日となった16日、大阪市浪速区の繁華街・新世界では休業要請を受け入れず、酒類を提供する飲食店には客が訪れた。1週間前には店先に「お酒飲めるよん」「生ビール冷えてます」などの貼り紙があった飲食店は、貼り紙をはがし、「酒あり営業」を続けた。

友人と2人で昼飲みした自営業の男性(45)は「店内の感染対策もしっかりしているから、ビールの2、3杯はええやろ。酒が悪いわけではなく、飲み方やと思う」。延長された12日以降も屋外の席に限り、酒の持ち込みを認めてきた大阪市浪速区の飲食店の店主は「屋外なら問題ないと思う。早く店内での酒の販売を再開したい」と話した。【松浦隆司】