大阪府の吉村洋文知事(45)は11日、府庁で取材に応じ、20日が期限となっている新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を要請するかどうかを判断するため、来週に対策本部会議を開く考えを示した。

松井一郎大阪市長は20日の期限で解除すべきとしているが、吉村知事は「府全体としてどうするのか、自分の中での気持ちでは判断には至っていない」とした。

前回の緊急事態宣言では大阪府は先行解除し、第4波では府内で感染者が拡大した。この経験を踏まえ、「もと来た道に行かないようにしたい。インド変異株もあり、慎重に判断していく」と強調した。

緊急事態宣言の延長のほか、まん延防止等重点措置の適用も視野に対策本部会議で決定する。