大阪市北区天神橋4丁目の雑居ビルに入るカラオケパブ「ごまちゃん」で14日午前、店を経営する稲田真優子さん(25=住居不詳)の遺体が見つかった事件で、稲田さんが男性客との関係で悩んでいたことが分かった。

相談を受けた常連客の男性(27)が日刊スポーツの取材に応じ、証言した。

常連客の男性によると、約3カ月前に稲田さんから「客の男性から『好き』と言い寄られ、頻繁に電話がかかってくる」と相談を受けた。酒類を扱う飲食店で経営にもかかわる男性は「お客さんにお金を払ってもらい、サービスを提供する商売なので、“擬似恋愛”をつきものと違うかな」とアドバイスしたという。

今年1月の同店をオープンしたばかりに稲田さんは、男性のアドバイスに「う~ん…」と話していたという。他にも店の経営や料理についても相談を受けていたという男性は「お金にはシビアなところもあったけど、謙虚で丁寧だった。1人旅が好きで、自分の世界をしっかりと持っている子だった」と話した。