ヤマサ醤油は20日、ミュージシャン小山田圭吾氏(52)のいとこで、ツイッターでの発言で批判を浴びている音楽プロデューサーで「肉マイスター」としても活動する田辺晋太郎氏(42)との契約がすでに終了しているとした上で、同氏の登場するコンテンツがホームページ上に一部残っていたことに「ご不快な思いやご懸念を抱かせてしまったことにお詫び申し上げます」と、公式サイトで謝罪した。

同社は「この度、『肉鍋つゆ』シリーズの監修を受けた、肉マイスターの田辺晋太郎氏のSNS上での発言について、弊社にも多数のご意見を頂戴しております」と言及し、「田辺晋太郎氏との契約は、本年6月30日に終了しており、これらの商品はすでに終売しております」と説明。

「現在、弊社のホームページでは、旧商品と新商品の入れ替え作業中で、田辺晋太郎氏の登場するコンテンツが一部残っておりました。ご不快な思いやご懸念を抱かせてしまったことにお詫び申し上げます」と謝罪し、「弊社は『公正・公平であること』を企業行動規範に掲げており、あらゆる差別やいじめ、虐待などの人権侵害について、これを容認するものではありません」とした。

田辺氏は19日、小山田氏が過去のいじめ告白問題で東京オリンピック(五輪)開閉会式の音楽担当を辞任すると発表したことを受け、「はーい、正義を振りかざす皆さんの願いが叶いました、良かったですねー!」とツイートしたところ、批判が殺到し、「先程は辞任の速報を受け、取り乱して不適切な投稿をしてしまいました。ご不快な思いをされた方に対し謹んでお詫びすると共に猛省しております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。