将棋の豊島将之叡王（竜王＝31）に藤井聡太2冠（棋聖・王位＝19）が挑戦する叡王戦5番勝負第3局が9日、名古屋市の老舗料亭「か茂免」で行われ、先手の藤井が豊島を破り、シリーズの対戦成績を2勝1敗とし、史上最年少3冠に王手をかけた。第4局は22日、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われる。

以下は、「ひふみん」こと加藤一二三・九段（81）の「ひふみんアイ」です。

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「勝つときはこんなにうまくいくのか」と思うくらいの圧勝でした。藤井さんは研究が行き届いており、今回で苦手意識も払拭（ふっしょく）できたでしょう。

アマチュアには難解な駆け引きが序盤から続きましたが、65手目先手8四角が攻防の一手。プロでも簡単に指せません。一見、何なの？　と感じましたが、局面が進むにつれて輝きを放ってきました。以下は澄ました顔をして、勝負にはからく出る。101手目先手6八歩で大勢が決しました。

豊島さんは、野球の投手なら「もう投げる球がない」という状態。先手番の第4局でどんな戦法を採用するか、注目です。