小泉進次郎環境相は7日の閣議後会見で、菅義偉首相が自民党総裁選（17日告示、29日投開票）に不出馬表明した3日、首相と官邸で面会した後のぶら下がり取材で涙を流したことについて、記者に問われ「私からすれば、力不足でお支えしきれず、申し訳ない気持ちだった」と述べた。

その上で「環境行政、気候変動対策でこれだけ政策実現につながった。総理のブレないリーダーシップがないとできなかった。そういう思いだった」とも振り返った。首相が、2050年カーボンニュートラル宣言に踏み切ったことに触れ「総理の果たされた役割は大きい」と強調した。

これまで、総裁選では首相を支持する立場を明言していた進次郎氏。首相が不出馬となったことで、誰を支持するか問われたが「現時点で菅総理が正式な（不出馬）会見もしていない。申し上げる段階ではない」と述べるにとどめ、明確に答えなかった。