自民党総裁選に出馬表明している高市早苗前総務相(60)は14日、「選対本部立ち上げ集会」に出席し、会合に駆けつけた議員39人、議員の代理人32人を前に「勝たねばならぬ。勝つしかないという気持ちで走り抜けてまいります」とあいさつした。

この日、最大派閥(96人)の細田派が高市氏と岸田氏の両方を支持するとしたことについて「私は無派閥ですので、心から感謝。さまざまな政策のアイデアを出して、積み上げて、勝者は他候補者のいいなあと思ったところを取り込んで、分厚い自民党の政策にした上で衆院選に向かわなくてはいけない」と述べた。

選対本部長に選出された古屋圭司議員(68)は「今日来ていただいた方の票は堅いと思っています。本人の出席が予想以上に多かったこともありがたい」。高市氏を支援する安倍晋三前首相は出席しなかった。【鎌田直秀】