大阪府の吉村洋文知事(46)は15日、府庁で定例会見を行い、府民に深い感動を与えたとして、7月の東京五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得し、日本史上最年少の13歳でメダリストとなった西矢椛(もみじ、14)らに府民栄誉賞にあたる「感動大阪大賞」を贈ることを発表した。

西矢は大阪府松原市出身。13歳10カ月26日は、1992年バルセロナ大会競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子の14歳6日を抜いて日本人最年少だった。

吉村知事は「日本史上最年少での金メダルは、みなさんの記憶に新しいところです。本当にすばらしい活躍をされたメダリストのみなさんです」。感動大阪大賞は西矢の他に、東京五輪の卓球、混合ダブルスで金メダル、女子団体戦で銀メダル、女子シングルスで銅メダルを獲得した伊藤美誠(20)ら大阪にゆかりのあるメダリスト14人、東京パラリンピック陸上男子400メートル、1500メートル(いずれも車いすT52)の2種目で金メダルの佐藤友祈(32)らパラリンピックでメダルを獲得した9人に贈る。

また「感動大阪賞」をオリンピック、パラリンピックで入賞した54人に贈ることも発表した。

東京五輪、パラリンピックで感動したシーンについて、吉村知事は「伊藤選手の卓球ですね」と話した。吉村知事は「すばらしい感動、ありがとうございました」と話し、贈呈式について「コロナ禍なので近々に開催することはできませんが、今年中に開催したい」とした。