自民党総裁選に立候補している岸田文雄前政調会長(64)は26日、都内の介護施設を視察し、介護士等の処遇引き上げに言及した。

職員らから現状を聞き「介護士、看護師、保育士の方々の給与は国が決められるわけですから、率先して引き上げることが大事」。仕事内容と比較しても給料が安く、若年層を中心とした人材不足が続いており、介護ロボットなども活用しながら対応している環境も報告を受けた。「医療市場40兆円、介護市場10兆円と言われているが、その中の分配が適切かどうか、関係者の皆様の意見も聞きながら考えていく」。102歳の女性に「お元気ですね」と声をかける場面もあった。