医療法人社団アール・アンド・オー(静岡市)が28日、静岡市役所を訪問して、公民連携の新型コロナウイルスワクチン接種に関する提言を行った。

今回の取り組みは、これまで同市が実施してきた各医療機関および市の集団接種会場でのワクチン接種に加えて、民間企業も一般市民に接種の機会を提供することで、公民連携による若者の接種率向上を目的に行われる。今回は5000人分のワクチンを確保。対象は静岡市内の学校に通う12~22歳までの児童・生徒・学生と、その家族となっている。

アール・アンド・オーの鈴木延幸理事長は「ワクチンが全てを解決するわけではないが、日常を取り戻すきっかけになれば。微力ながらお手伝いさせていただきます」と訴えた。

加えてバスケットボールB3・ベルテックス静岡のクラブバートナーを中心に、民間企業8社が取り組みに賛同。接種業務に協力する。アール・アンド・オーもクラブパートナーを務めている。ベルテックス静岡の松永康太社長は「地域への貢献につながれば幸いです」と話した。静岡市の田辺信宏市長は「ワクチン接種は、感染拡大防止に効果があります。皆さまの尊いお気持ちに、厚く御礼申し上げます」と感謝した。

接種の日程は、1回目が10月5日~11月1日。2回目が11月2日~12月1日まで。「駿府の杜(静岡市)」が接種会場となる。専用のシステムを利用して、9月30日から予約開始。予約枠が埋まり次第、締め切りとなる。