将棋の藤井聡太3冠(19)が14日、CS囲碁将棋チャンネルで放送されたテレビ棋戦「第29期銀河戦本戦トーナメントHブロック決勝」で佐々木勇気七段(27)を105手で破り、同ブロックを制した。先手で相掛かりから積極的に踏み込んで攻略した。前期、銀河戦初優勝の藤井は連覇に向けて好発進するとともに、16人による決勝トーナメント進出を果たした。

順位戦ではともにB級1組に在籍。現在5勝1敗の藤井に対し、佐々木は6戦全勝で単独トップを走る。両者はこちらでは最終戦で激突する。また、デビュー29連勝の藤井に初黒星をつけた相手でもある。

銀河戦は予選の後、A~Hの8ブロックに分かれて本戦トーナメントを行い、各ブロックの優勝者と最多勝ち抜き者の各2人が決勝トーナメントに進む。

Hブロックでは、村山慈明七段、丸山忠久九段、行方尚史九段を下した佐々木が最多勝となり、決勝トーナメントに進出した。