将棋の藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が史上最年少4冠獲得を目指して豊島将之竜王(31)に挑戦する、第34期竜王戦7番勝負第2局が22日、京都市の仁和寺で始まり、午後6時、先手の豊島が43手目を封じて1日目を終えた。形勢は藤井がやや優位との見方もある。

開幕局は藤井が逆転勝ち。第2局は初手から互いに飛車先を決め合い、戦型は8月の王位戦第4局以来、両者の対局では6局連続の相掛かりとなった。藤井が勢いに乗って2連勝するか、豊島がタイに追いつくか。シリーズの流れを左右する重要な一戦となる。

藤井は午前のおやつに愛らしい「くま最中」を注文。中身は黒糖のこしあんで、ちょうネクタイを竜のうろこをイメージした竜王戦用の特別バージョン。おやつでも“攻め”の姿勢を見せた。2日目は23日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。【松浦隆司】