爆笑問題太田光(56)が31日、TBS系選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」(午後7時57分)に生出演し、自民党二階俊博前幹事長と“初対決”した。

二階氏と対面した太田は「初めまして、太田です」とあいさつ。音声が届かなかったのか、言葉を発さない二階氏に「人相が悪いんですけど、怒ってますか」とジョークを飛ばすと、二階氏も「君より、もうちっとマシだよ」と切り返した。

また太田から「良い意味でも悪い意味でも自民党の象徴」と表現されると、「悪い意味がどこにあるんだよ」と二階氏。直前に中継を結んだ福田達夫氏との話題を引き合いに、太田が「福田さんは自民党の古い体質を変えたいと言っている」と話すと、二階氏は「政治はだんだん新しく脱皮して変わっていくことが大事。ただ、意味もないのに『変えたい変えたい』と言っているだけではダメ。政治は実行力。立派な政策を打ち出して問わなきゃダメ」などと語った。

安倍晋三元首相の存在について、太田から「安倍さんのことは気に入らないってことですか」と聞かれると、「いやいや、安倍さんは立派な総理として今日までずいぶん活躍されました。気に入ってますよ」と話した。

自身は和歌山3区で当選を確実にした。終盤で太田から「ところで二階さんはいつまで政治家をつづけるつもりですか」と踏み込まれると、「選挙民の皆さんが決めることであって、君が決めることではない」とピシャリ。「だいたいね、今日当選したばかりで『いつまで政治やるんですか』なんて失礼だよ!」と憤りを見せた。太田が「失礼じゃないよ。聞くのは国民の権利じゃん」と応戦すると、二階氏が「そりゃあ権利であるけど…」と話したところで時間いっぱいを迎えた。

隣で見守る井上貴博アナウンサーは「2人して画面にどんどん近づいていって、どうなるかと思った」と苦笑い。太田は「ダメだな俺は、向いてない。全部途中で終わっちゃう」と疲れ切った様子だった。