東京・上野動物園は9日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。11月1日に雌のレイレイの、8日に雄のシャオシャオの乳歯がすべて生えそろったことが確認された。2頭でじゃれ合いながら相手をかんだり、まだ食べるわけではないが、竹をかんだりする様子もみられるようになった。

動きもますます活発になり、丸太や柵につかまって後ろ足で立ち上がったり、水に興味を示して口や四肢をつけてみたりするようになったという。2頭とも健康状態も良好で、体重は8日=138日齢時点で、シャオシャオが9050グラム、レイレイが8950グラムだった。

同園は現在は、2頭を一緒に母親シンシンに預けている。シンシンは、落ち着いた様子で子どもたちの世話を続けている。父親リーリーと姉のシャンシャンも、ともに健康状態は良好。シャンシャンは竹のえり好みが激しいという。