大正から令和まで、4時代を生きた作家で僧侶の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんが死去した。99歳だった。06年に文化勲章を受章した。

寂聴さんが開いている京都市の寺院、「曼荼羅山 寂庵(まんだらさん じゃくあん)」の公式サイトでは、最近体調に変動があることを告知していた。

講演の依頼について「現在、体調に日々波があり、お約束が出来かねる状況のため、出演を控えさせていただいております」と記していた。

また同サイトでは今年3月「寂庵の月例行事、写経の会および法話の会は、現在どちらも、開催休止しております。再開時期につきましては、現在未定でございます。また、例年五月に開催しております花祭りにつきましても、本年は中止とさせていただきます」と告知していた。