8日にロシアの宇宙船ソユーズに搭乗して国際宇宙ステーション(ISS)に渡航する、ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(45)が7日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で前日会見を開いた。前澤氏は会見場の中央に座り、冒頭で司会に名前を呼ばれると、両こぶしを頭上に上げ、ガッツポーズした。

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前澤氏は、8日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられるソユーズ宇宙船「MS-20」に搭乗し、ISSに渡航して12日間滞在する予定。前日の思いを聞かれると「本当にワクワク、ドキドキしておりまして、遠足を控えている小学生になった気持ちです」と笑みを浮かべた。

期待していることは? と聞かれると「宇宙から地球を見たい、宇宙でプカプカ浮いてみたい。変わったところでは、自分が宇宙の体験で、どれだけ変われるかにも期待しています」と答えた。

前澤氏の発表によると、民間人宇宙飛行士のISS滞在は日本人としては初めてで世界でも10人目。日本人の商業宇宙飛行は、ソユーズTM-11で宇宙に向かった、元TBSの秋山豊寛氏以来31年ぶり2人目だという。司会から「31年前に秋山さんは地球へ生中継をやり、生徒へのレッスンを行った。類似していることを予定しているか?」と聞かれると「いろいろな場所で秋山さんの写真を見る度に、すごいと思いましたし、我々の訓練より、ずっと過酷なトレーニングをされたことが分かりましたし、改めて尊敬しております」と語った。

その上で「そんな大したことは出来ないですけども、夢を追いかけて頑張っていると、夢はかなうんだよ、ということを改めて伝えたい」と続けた。