8日にロシアの宇宙船ソユーズに搭乗して国際宇宙ステーション(ISS)に渡航する、ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(45)が7日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で前日会見を開いた。

【宇宙へ】前澤友作氏「遠足控えている小学生になった気持ち」/前日会見1

【宇宙へ】前澤友作氏「希望与えられる」民間人の宇宙渡航意義/前日会見3

前澤氏はソユーズ宇宙船「MS-20」に搭乗し、ISSに渡航して12日間滞在する予定。ISSに着いて最初にやりたいことは? と聞かれると「恐らく、トイレに行くと思います。なぜなら着くのに結構、時間がかかるので、駆け込むことを予想しています」と笑みを浮かべた。同氏は10月29日にツイッターに寄せられた「8時間もの間トイレどうすんの?」との質問に対し「はい、オムツを履いていきます。本ちゃん宇宙飛行士の皆さんも同じです!」と答えている。

またISSに到着して最初に言いたい言葉は? と聞かれると、前澤氏は「決めてない。行って、その時、思ったことを言いたい」と笑みを浮かべた。

前澤氏は、今回の渡航が決まった経緯について聞かれると「7年前に米国のスペースアドベンチャーズという会社に誘われた。民間人が行けると思わなかったので『行けます!』とすぐ返事をしました」と答えた。

質疑応答の中で、今回の渡航が子供の夢の実現なのか、単なる冒険なのか、精神的な欲求か、それともビジネス目的か? と質問が出た。前澤氏は「宇宙に行けるなんて思ってもみませんでしたが、天体を見るのが好きだったので、ついに夢がかなうという思いでいっぱいです」などと、子供の頃からの夢がかなったことを強調した。