国民民主党の玉木雄一郎代表が20日、小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会（都民ファ）」と夏の参院選の選挙協力や合流も視野に入れた初の協議を国会内で行った。国民側は玉木代表、榛葉賀津也幹事長、都民ファ側は荒木千陽代表らが出席した。

玉木氏は衆院本会議後の会見で「顔合わせだけ。何か新しいことが決まったとか、具体的なスケジュールが決まったということはない。都民ファに限らず、何をやるにしても政策本位」などと、具体的な内容は避けたが、今後も協議や勉強会を継続していく方針を明らかにした。

参院選の東京選挙区で「1議席を確保したい」（玉木氏）と、昨年10月の衆院選に候補者擁立を目指した都民ファにとって候補者一本化を含めた共闘で国政進出を果たすという思惑は一致している。小池氏からのコメントやメッセージの有無について玉木氏は「とにかく小池さんと、やっているわけじゃないので。そういう話はまったくありませんでした」と否定した。