れいわ新選組の山本太郎代表は24日、ウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン国会演説(23日)で衆院事務局が事前に作成した式次第に演説後の「スタンディングオベーションを想定」と記されていたことについて批判した。「事前にスタンディングオベーション、起立、拍手みたいに書かれている。少なくともスタンディングオベーションというものは自然発生的に発言された内容に対して多くの方々が心揺さぶられたり、いろんな感情を持って贈るものが基本」と指摘した。

その上で「始まる前から確定させてしまっている。聴衆に対しての反応というものまでも確定させてやろうと、非常に問題があり、違和感がある。聞いてみるまで分からないものに対してそのようなルールがあった」などと問題提起した。

れいわ新選組は1日に衆院で採択された「対ロシア非難決議」にも、与野党で唯一反対した。実際の演説について山本氏は「一見、温厚な演説のように聞こえましたけども、やはりより強い制裁を求めるものであった」とした。そして「ロシアを孤立させることによって、より暴走を強めるようなことになってはいけない。一刻も早くすることは、ウクライナの人たちの命を守らなければいけない」などと懸念を示した。