北海道・知床半島の沖合で観光船「KAZU I(カズワン)」が消息不明となってから一夜明けた24日、斉藤鉄夫国土交通相が現地を訪れ、対策本部を設置した。

<「知床遊覧船」の観光船「KAZU 1(カズワン)」の海難事故の経過>

23日未明 斜里町に強風注意報

23日朝 斜里町に波浪注意報

23日午前中 漁船はすべて帰港

23日午前10時ごろ カズワンが出発

23日午後1時13分ごろ 「ゴジラ岩観光」のアマチュア無線での呼び出しにカズワンから「沈む」。ゴジラ岩観光の男性が海保に情報提供

23日午後1時15分ごろ カズワンから携帯電話で海上本部に「船首が浸水した。エンジンが使えない。救助を頼む」と要請。場所はカシュニの滝近く

23日午後1時47分ごろ 関係者を名乗る人物から1管に「ライフジャケットは全員着ている」との連絡

23日午後2時55分ごろ 知床遊覧船が網走海上保安署に「カズワンから午後2時ごろ、船首が30度ほど傾いているという連絡があった。これを最後に連絡が途絶えた」との通報

23日 海保などが徹夜で捜索

24日午前5時以降 カシュニの滝から10キロほど北東の知床岬周辺の海上や岩場で最初の要救助者を発見