アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、夏の参院選東京選挙区(改選数6)に自民党公認で立候補予定のタレント生稲晃子氏(54)が6日、都内で街頭演説を行った。

三鷹市のJR三鷹駅前でマイクを握った生稲氏は2011年に乳がんを告知され、2度の再発によって右胸を全摘出したという自身の体験を語った上で「病気の治療と仕事の両立支援」などの実現を訴えた。

大型連休初日の4月29日に街頭演説デビューしてから8日連続で街頭に立ち、前日までの1週間で東京23区中、20区を駆けめぐった。

街頭演説の初日に大雨に見舞われたが「体が弱っちゃうかなと思ったら、結構まだ元気」と苦笑した。そして「初めてなので、どのくらいが手応えとか、まだ分かりませんが、みなさんに声をかけていただくのは本当にうれしく思っています」と連休終盤も精力的に都内を駆け抜ける予定だ。

東京選挙区は全国屈指の激戦区で立憲民主党の蓮舫、公明党の竹谷とし子、共産党の山添拓、自民党の朝日健太郎の現職各氏に、立民の松尾明弘、ファーストの会代表の荒木千陽、日本維新の会の海老沢由紀、れいわ新選組の依田花蓮ら新人各氏が立候補を予定している。6月22日公示、7月10日投開票が有力視されている。