6月22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選まで、残り1カ月となった22日、全国で立候補予定者による街頭活動が本格化した。改選数4と同時に非改選の欠員1を補う異例の合併選挙となる神奈川選挙区で3選を目指す自民党の三原じゅん子氏は横浜・JR桜木町駅前で街頭演説を行い、早くも菅義偉前首相、小泉進次郎前環境相と3氏そろい踏みで訴えた。

三原氏は16年参院選では自民党公認候補として100万票以上を獲得してトップ当選。この時は無所属出馬で4位当選した中西健治氏(当選後自民党が追加公認。昨年の衆院選で神奈川3区に鞍替え出馬して当選)を自民党が推薦していたが三原氏が唯一の党公認候補だった。今回は元衆院議員の浅尾慶一郎氏を、自民党が98年参院選以来の2人目の党公認候補とした。

今回の神奈川選挙区では5人が当選するが単純ではない。上位4位までの任期は通常の6年だが、5位の任期だけは3年だ。三原氏は「全国で一番厳しい選挙区だと言われている。自民党の唯一の現職議員として何としてもこの議席を守り抜かなくてはならない」と、自民唯一の現職と強調し、危機感を隠さなかった。

小泉氏も「誰も経験したことがない難しい選挙。この合併選挙は誰もやったことがない」と語気を強めた。菅前首相は三原氏への支持を呼びかけたが声を大きく張り上げた締めくくりで「1人でも多くの方に三原…」と言葉につまり、締まらないシーンもみられた。

参院選には三原氏と浅尾氏、公明党の現職三浦信祐氏の自公で3人が出馬し、19年参院選で同区で4位当選も昨年の横浜市長選に出馬して失職した日本維新の会の松沢成文前神奈川県知事も出馬。さらに立憲民主党の寺崎雄介氏、水野素子氏、共産党の浅賀由香氏、国民民主党の深作ヘスス氏、NHK党の重黒木優平氏ら新人候補が立候補を予定しており、混戦模様となっている。【大上悟】