バイデン米大統領が来日して2日目の23日、東京都内では、バイデン氏が宿泊したホテル周辺などで、警察が警備や交通規制を行い、厳戒態勢が敷かれた。

港区のホテルや、迎賓館のほか、岸田氏と会食を行った「八芳園」などでは、多くの警察が警備に当たっていた。アメリカ合衆国大使館を撮影しようしていた男性が注意を受けるなど、終始緊迫した様子だった。外国メディアも訪れ、現場の様子を撮影したり、電話ごしに報告などをしていた。

八芳園近くの沿道には、バイデン氏をひと目見ようと沿道には多くの人が集まり、スマートフォンを手に車列を撮影していた。千葉県の船橋市から来たという50代の男性は「車しか見られなかったですが、面白かったです」。近くに住むという40代の女性は「最初で最後のチャンスだと思ってきました。コロナ禍で暗い雰囲気があるので(両首脳の会談で)世の中が明るくなっていけばいいと思います」。アメリカの文学を大学で学んでいるという21歳の男子学生は「政治にも興味が出てきたので、この経験を勉強につなげていきたいです」と笑顔を見せた。