将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯予選決勝、里見香奈女流4冠(30=女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)と古森悠太五段(26)戦が27日、大阪市の関西将棋会館で始まった。

里見が勝てば、女流棋士として史上初の8タイトル戦の本戦進出が決定する。さらにプロ編入試験を受けるのに必要な「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、受験資格を得る大一番となる。

プロ編入試験を受けるかどうかは、本人の意思が優先されるが、受験の意思を表明すれば、若手棋士5人が「試験官」を務める棋士編入試験5番勝負に挑むことになる。里見が3勝すれば合格となり、初の「女性棋士」が誕生する。