元「SPEED」のメンバーで自民党の今井絵理子参院議員(38)が1日、夏の参院選(22日告示、7月10日投開票が有力)へ向けて東京・銀座で事務所開きを行った。今井氏は5月4日に鹿児島・徳之島の闘牛祭りに出席した際に、勝った牛の上から落下して骨盤骨折の重傷を負い、現在も車いすで全国行脚を続けている。先天性の聴覚障がいのある長男でプロレスラーの礼夢さんと並び、車いすから立ち上がり、「神様は新しい試練を私に与えてくださいました。当事者の気持ちを、もっと分かって欲しいという言葉が聞こえてきた」などとあいさつした。その上で「たとえ障害があっても、この国に生まれて良かったと言えるような環境整備に努めていきたい」と取り組んで来た障害福祉への活動継続を訴えた。車いすでの選挙戦となりそうだが「全国を回る」という選挙戦略を変えずに臨むとしている。