日本維新の会の足立康史衆院議員は1日、松井一郎代表(大阪市長)の辞任に伴う代表選(14日告示、27日開票)に立候補することを表明した。会見した足立氏は政党ガバナンス、身を切る改革、政権担当能力の改革を政策方針に掲げた。

12年の結党以来、党を率いた松井氏は代表選について「政策を競い合うものではない。誰が組織を引っ張るのかを決めるものだ」などとし、後継指名はしないものの、支持する候補者を明らかにするとしている。足立氏は「政策論争をすべきだと思っている」と反論した上で松井氏の支持候補者の表明について「本当にそうされたら、支持表明された方に決まると思う。松井代表が否定して来られた事実上の後継指名に匹敵する事態。大変、困惑している」などとした。

代表選には梅村みずほ参院議員が立候補を表明し、共同代表の馬場伸幸衆院議員も2日に出馬会見を行う。吉村洋文副代表(大阪府知事)は不出馬を明言している。【大上悟】