日本維新の会の代表選(27日開票)に立候補した3人が16日、東京・JR有楽町前で街頭演説を行った。足立康史国会議員団政調会長、馬場伸幸共同代表、梅村みずほ参院議員が2012年の結党以来、初の代表選で支持を訴えた。

今回の有権者は国会議員や地方議員らの特別党員586人と、一般党員1万9293人で、それぞれ「1人1票」の権利を有し、党員投票の扱いについて他党と異なる。告示された14日は一般党員の約6割(約1万2000人)が集中している大阪で3氏が街頭演説を行った。

立候補には特別党員30人以上の推薦が必要で馬場氏は306人の推薦を得た。足立氏は39人、梅村氏は30人だった。一般党員票の獲得が勝敗のカギとなるが、一般党員の名前や連絡先などは非開示。一般党員の名簿は、それぞれ一般党員を集めた特別党員によって管理されるため、特別党員306人が推薦し、松井一郎現代表(大阪市長)も後継指名した馬場氏が有利とみられている。3氏の街頭演説会は17日に川崎市でも行われる。