「政治とカネ」の問題で野党から追及を受けている秋葉賢也復興相は29日、衆院予算委員会で「疑惑のコンビニ」と批判された。

秋葉氏は昨年の衆院選で次男が秋葉氏の名前入りタスキをつけて「影武者」として街頭活動を行った。秋葉氏は次男以外の「影武者」疑惑に「一切、そのような事実は承知していない」と否定したが、2人の秘書に報酬を支払った運動員買収など複数の公職選挙法違反の疑いが浮上している。

また世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体に対して雑誌購読料などで支出した金額が合わない点や、自身の政治団体への寄付など政治資金規正法に抵触する可能性など疑惑が相次いでいる。

立憲民主党の渡辺創氏から「まるで疑惑の、信頼失墜のコンビニエンスストアのようだ。品ぞろえが良くて、新しいものが次から次からと出て来る」と痛烈に皮肉られた。

新たな疑惑が噴出する秋葉氏に対して野党は更迭を求めており、第2次改造内閣で4人目の辞任閣僚候補とされている。