将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第6局が2日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で始まった。シリーズ対戦成績は藤井の3勝2敗。王手をかける藤井が初防衛を果たすか、かど番の広瀬がフルセットに持ち込むか。注目の一番を迎えた。戦型は角換わり。藤井が早くも仕掛ける展開になった。

午前10時を回り、両者の控室にはおやつが用意された。藤井は「苺のフレジェ」「アイスコーヒー」を注文。「苺-」は鹿児島産のイチゴ入りのカスタードと生クリームを使ったケーキ。

広瀬は「そらまめ大福」「緑茶」を注文。そらまめ大福は指宿産のそらまめを使い、餡(あん)をぎゅうひで包んだ和スイーツ。

竜王戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。持ち時間各8時間。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は3日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み