5日、東京・豊洲の東京中央卸売市場では2023年の初競りが実施され、注目のホンマグロ(クロマグロ)は、3年連続で仲卸「やま幸(ゆき)」が大間産212キロを3604万円で落札した。1キロ単価は17万円。この日取引で最高値の「一番マグロ」となった。

やま幸とタッグを組んで一番マグロを競り落とした和食「銀座おのでら」では、東京・表参道「回転鮨 銀座おのでら本店」で解体し、赤身とトロ各1貫ずつ計2貫ひと皿1040円(税込み)で「初競りマグロ赤身・トロ2貫」のメニュー名で午後から1人ひと皿限定で提供される。マグロのメインの解体は坂上暁史料理長と「やま幸」山口幸隆社長が担当。坂上料理長は「約8000貫のすしを握れます」と話した。

解体後は「銀座おのでら」を運営する「ONODERAグループ」の経営する飲食7店舗、海外の米国3店舗、中国・上海支店にも空輸される。また、グループ傘下の有料老人ホーム「ONODERAナーシングヴィラ」の夕食でマグロが献立になる。