全国で相次いでいる広域強盗事件を巡って30日、衆院予算委員会でも質疑が行われた。

岸田文雄首相は立憲民主党の逢坂誠二氏から「ネット上で募集された、いわゆる闇バイトによる実行者による強盗が頻発している。フィリピンの入管の収容施設にいた人間が指示しているようだ」などと指摘され、国民の不安を払拭(ふっしょく)することを求められた。岸田氏は「警察から今回の件についてメール、SNSをはじめ、さまざまなツールを使って宅配業者を装う不信な訪問者に注意することなど防犯対策について情報発信を徹底していくこと、これがまず第一」とした。その上で「情報発信によって国民の不安の払拭(ふっしょく)に努める」と述べた。